ビニール工場の粉末飛散防止
ビニール工場の粉末飛散防止装置は、ビニールハウス用ビニールを製造する工場のために開発されました。
ビニールハウスは、気温や天候に左右されずに作物を安定して生産できる環境を提供しますが、そのビニール自体は定期的に張り替える必要があります。その際、ビニール同士がくっつかないように白い粉を塗布するのですが、その粉が工場内に飛散し、作業環境を悪化させていました。
スキマ製作所は、この問題を解決するために、既存のラインをそのまま活用しつつ粉末飛散を防ぐための装置を開発しました。
この装置は、現状のラインを覆う簡単な昇降式の覆いで、粉の飛散を防止します。ビニールの機械自体が非常に大きいため、覆いも特大サイズとなり、その開閉を効率的に行うために吊り下げ式を採用しました。
操作はボタンを押すだけで、上昇・下降・停止の3つの機能を持っています。これにより、機械の操作に慣れていない人でも簡単に扱うことができます。
また、装置自体はパーツごとに分けて製作し、現場で組み立てることができるため、設置も容易です。
この粉末飛散防止装置の導入により、ビニール工場では作業環境が大幅に改善され、パートさんたちも安心して働くことができるようになりました。
さらに、清掃の手間も減少し、全体的な作業効率が向上しました。