1. HOME
  2. 実績紹介
  3. 寒冷地対応・雨水サンプラー関連装置を製作しました

WORKS

実績紹介

寒冷地対応・雨水サンプラー関連装置を製作しました

有限会社第一技販サービスでは、このたび、国立水俣病総合研究センター様より新たなご依頼をいただき、寒冷地向け雨水サンプラー関連装置の製作を行いました。

本案件は、極めて厳しい自然環境下でも安定した観測を実現するための、特別仕様の研究支援設備として開発されたものです。

厳寒環境に対応する専用パーツを一から設計

今回製作したのは、以下の専用部品一式です。

  • 温調器
  • シリコンラバーヒーター
  • 断熱ボックス
  • ロート受け台

いずれも既製品では対応できない仕様であったため、現場条件に合わせてゼロから設計を行いました。

設計段階では3Dプリンターも活用し、試作・検証を重ねながら、最適な形状と構造を追求。

研究用途にふさわしい高い精度と耐久性を両立させました。

最低気温−30℃にも耐える構造設計

設置予定地は、冬季には最低気温が−30℃に達する寒冷地です。

そのため、

  • 内部温度を一定に保つ断熱構造
  • 機器の凍結を防ぐ加温システム
  • 長期使用に耐える素材選定

など、あらゆる環境リスクを想定した設計を行いました。

内部環境を適切に維持することで、厳寒期においても装置が安定稼働し、正確な観測データを取得できる体制を構築しています。

雨水サンプラーが果たす重要な役割

水俣病の原因物質である水銀は、大気中を循環し、降雨によって地表へ運ばれます。

特に近年では、

  • 酸性雨による土壌からの溶出
  • 生態系への長期的影響
  • 広域的な環境汚染の把握

といった観点から、降水中の水銀を正確に分析する重要性が高まっています。

雨水サンプラーは、こうした水銀の動態を科学的に解明するために欠かせない、基盤的な観測装置です。

研究現場を支える「見えない技術」

当社は、測定機器そのものではなく、その安定運用を支える環境づくりを担う立場として、これまでさまざまな研究支援設備の製作に携わってきました。

本案件においても、

「研究者の方が安心して観測に集中できる環境をつくること」

を最優先に考え、細部までこだわったものづくりを行っています。

これからも、現場に寄り添う製作を

今回のプロジェクトを通して、環境条件に応じた柔軟な対応力と、技術的工夫の重要性を改めて実感しました。

有限会社第一技販サービスは、今後も研究現場や社会課題に真摯に向き合い、

「必要なときに、必要なものを、最適なかたちで」

提供できる企業として、確かな技術力を磨き続けてまいります。

実績紹介