アマモ植栽機
アマモ植栽機は、熊本県立大学と産学官共同で開発された、海草「アマモ」を植えるための装置です。
アマモは、水深の浅い沿岸に自生し、潮の流れを和らげ、水質を浄化する役割を持っています。
しかし、沿岸の埋め立てや環境破壊によって年々その数が減少しています。
このプロジェクトは、アマモの研究を行う熊本県立大学が、環境保護の一環としてアマモの苗を効率的に植えるために開始されました。
通常、アマモを植えるには専門のダイバーが必要ですが、このアマモ植栽機を使えば、誰でも簡単に船上からアマモを植えることができます。
開発の過程で、何度も試作と改良を重ねた結果、完成した植栽機は以下のような特徴を持っています。
まず、苗のポットをセットし、海底に突き刺し、ハンドルを左右に開くだけで簡単に植えることができます。
また、苗を直接つまみ、海底に刺すバージョンも開発され、滑車とワイヤーで操作する仕組みが導入されました。
このアマモ植栽機の導入により、コストを抑えつつ効率的にアマモを植えることができるようになりました。
環境保護活動に大いに貢献するこの装置は、熊本県立大学の教授や環境保護団体からも高く評価されています。